器と切子ガラスのお店「結」
京都市中京区麩屋町通二条下る尾張町212-1
店舗のご紹介

和田山真央 Wadayama Masahiro

  プロフィール
 1985年 大阪に生まれる
 2008年 
米国サウスダコタ州立大学卒業
        サウスダコタ州立大学卒業制作買取
 2009年 
昼馬 和代に師事
 2010年 
第16回新美工芸会展「読売テレビ賞」受賞
 2011年 第17回新美工芸会展 「読売テレビ賞」 受賞
 2012年 京都美術・工芸ビエンナーレ2012 入選
        第54回大阪工芸展「大阪府知事賞」 受賞
        2012京展 入選
                                              第50回兵庫工芸展「奨励賞」 受賞
                                      2013年 第5回菊池ビエンナーレ「奨励賞」受賞
                                              第22回日本陶芸展 入選
                                              第6回現代茶陶展 入選
                                              神戸ビエンナーレ2013 入選
                                      2014年 第3回萩大賞展 入選

 

アメリカの大学で英文学部に在籍中、日本の陶芸の素晴らしさを知り、
陶芸学科に編入した和田山さん。
帰国後に出品した公募展では、高い評価を受けています。
繊細で優しい普段使いの器から力強く大胆な作品の制作に対する思いや
海外から見た日本の陶芸の魅力をお聞きしました。



アメリカに行って知った、日本の陶芸の素晴らしさ

豆皿 ――陶芸を始めるきっかけは?

大阪の国際専門高等学校を卒業して、英語の教員になるために、アメリカ・サウスダコタ州の大学の英文学部へ入学しました。留学することで日本の芸術の素晴らしさが見えてきました。陶芸はその国の文化がベースになりますが、特に日本の陶芸は他の国と違い、芸術として確立していて、さまざまな技法や窯元があり、クオリティも高いことを知りました。
以前からものづくりは好きでしたが、やるなら趣味ではなくプロとして専念したいと思っていたので、陶芸家になると決めて同じ大学の陶芸学科に編入しました。デッサンなど芸術の基礎や陶芸の技術を2年半学びました。

―― アメリカでの作陶生活を教えてください。

世界中の陶芸家は、日本の陶芸に憧れていると言ってもよいと思います。私もアメリカにいながら日本の陶芸に惹かれ、「You Tube」で日本の陶芸家の制作風景を見たり、資料を集めたりと模索しました。
在学中は、薪窯で自由に自分の作品を作れました。陶芸は、アートと化学の両方の知識や技術が必要です。
それぞれの工程の奥が深く、やればやるほど自分に合っていると思いました。



日本の陶芸作家に感化されて帰国。 新しい世界を広げていく

―― 帰国された後の活動を教えてください。

インターネットで三原研さんの作品に出会い「日本で勝負したい!」と卒業してすぐに帰国しました。帰国して5年間は、昼馬和代さんの陶芸教室の助手をしていました。人に教えることで、自分の見識が広がり、生徒の発想に刺激を受けました。
自分の作品を多くの人に知ってもらうために、2010年から公募展に出品しています。公募展では画家や伝統工芸の作家とも交流するようになりました。違う分野の手法を聞き、陶芸に取り入れられないかを考えることも面白いですね。
                   
豆皿―― さまざまな釉薬を使っておられますが、こだわりは?

帰国後に伝統釉と現代釉を全て試しました。その中でフィーリングに合うものを選び、さらに自分のめざす色を出せるように研究しました。

今はマンガン釉にはまっています。温度やスピードを変えることで、自分の表現したいように焼けるようになりました。マンガン釉の生地は、赤土を使いマンガン釉のよさが出るようにしています。 他の釉薬のときは、キャンバスに色を付けるイメージで白土の生地を使っています。



「窯変」を楽しむ日本の陶芸をめざす

  ―― 作品へのこだわりを教えてください。豆皿

作品と普段使いの器のこだわりは違います。 作品は、人間の矛盾の美しさを表現したいと思っています。 形はやわらかく、色ははっきりしているものや、緻密に計算されたような有機的な形に無機質な釉薬を使っています。相反するものを一つの作品に入れることで、人間の力強さとはかなさのような混沌とした世界を作り出したいです。


普段使いの器は、疲れない器を作るようにしています。毎日使ってもらえるように、洗いやすく飽きずに楽しんでもらえるものです。

―― 作品づくりで心がけていることは?

エネルギーのある作品を作っています。人の心に届く何かがあると、作品の魅力が大きく変わります。
作陶中は、モニターに映画を流しています。ロボットのように機械的に作り続けるのではなく、自然に感情の起伏がでるようにしています。

―― 今後やってみたいことは?

薪窯で作品を作りたいです。釉薬も窯の温度も自分で調整しますが、それでも降り注ぐ灰などコントロールしきれない「窯変」を楽しみ愛でてきたのが、日本の陶芸の芸術観だと思います。この日本の陶芸を極め、多くの方に知ってもらいたいです。

















 

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